ゴー宣DOJO

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高森明勅
2013.12.16 14:15

11月日記抄

11月4日、原稿の締め切り。

もはや私の世代で手書きは珍しいらしい。
無精で不器用かつ身勝手なので、まだ暫くは手書きを続けるつもり。

11日、都内で「古事記ワンダーランド」などの収録。
私には楽しい一時。

だが、ご覧頂いている皆さんにはどうか。

高森ウィンドウズ」で取り上げた
最高裁「非嫡出子半分相続」
違憲判決については、
全く専門外なので、
元判事だった井上薫氏などの論に学んだ。

13日、新宿のホテルで月刊誌の取材を受ける。
雅子妃殿下バッシングを巡るテーマ。

今年は妃殿下のご体調が快復なさらないことを前提とした
秋篠宮摂政論」まで登場した。

不敬極まりない話だ。

16日、駒沢公園で開催中の東京ラーメンショウへ。
長男が運営に関与しているため。

息子の薦めで、伝説の「呼び戻しブラック」を食べる。

さすがに美味い。

その足で九段下に移動。

「高森稽古照今塾」。

塾終了後、参加メンバーの中から希望者数名と一献。

19日、大学の授業の隙間を縫って、
渋谷の喫茶店で週刊誌の取材を受ける。

近くの席でパソコンを操っている若者が、
しきりにこちらの会話を気にしている様子。

まさか取材のやり取りをネットに挙げていないだろうな、
と少し気になる。

23日、今日は新嘗祭。

皇居近くの会場で小学校の先生方の研修会。

関東を中心に新潟や愛知、大阪などからも参加者あり。

幹部自衛官や幼稚園の先生なども参加している。

テーマは「近隣諸国との関係」と「皇室」。

それぞれ、まず小学校の若い教頭のW先生が30分間、
モデル授業をされ、
その後、私が1時間の講義。

それから全参加者が、テーマに沿って、
2分毎に相手を変えながら15分ほど対論。

面白い企画だ。

長女も参加させてもらった。

全て終了後、近所の居酒屋で懇親会。

さらに二次会へ。

近年、ネットの悪影響なのか、
小学校高学年でヘイトスピーチまがいの発言をする子供が現れて、
頭を悩ませているという話を聞いた。

次回は来年1月。

24日、六本木で12月のゴー宣道場の事前打ち合わせ。

定期開催最後の回になるので、
いつも以上に熱心な話し合いになった。

28日、神楽坂で日本史検定講座のライヴ講義。

テーマは「王政復古の意味と明治維新」。

たっぷり10時間分以上の準備をした。

それを2時間にどう纏めようかと考えていたら、
会場に着いて1時間半の講義と知らされた。

大慌てで圧縮したものの、
自分としては不本意な講義になってしまった。

幸い、参加の皆さんには好評だったようだが、
我ながら迂闊千万、
汗顔の至りだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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